徒然。

備忘録

わたしの美しい庭

こちらも流浪の月がめちゃくちゃに良かったので購入。52ヘルツのクジラたちと同時に買ったのだけど、続けて読み終わりました。

屋上に「縁切り神社」のあるマンションの住人たちの、オムニバス形式のお話。
世の中の理不尽や、悲しいお別れなど、それぞれに事情を重ねた住人が、またなにかに出会い、歩いていく物語。
どのお話もとても切なくて寂しくて、でもちゃんとみんな幸せに生きていて、「美しい」お話だった。
小さいのにしっかりしていて、天真爛漫な百音ちゃんは、流浪の月の更紗のようだなとおもった。

最近読んだ本はどれも大切なものとの別れと、新たな出会いを描いているなあ。