徒然。

備忘録

剣劇三国志演技2回目

2024年4月9日(火)夜公演 2階席花道線上

 

全景も花道もスッポンも全部見えてよかった。

 

初回「俺の伯符」があまりにも強すぎて記憶を飛ばしたんだけど、「おやすみなさい、私の伯符」だった。確かシリアス引っ込んだなとは思ってたけど息を引き取った直後だった、二回目も涙止まった。

なんか断金ずっといちゃついてるから初回はずっと何を見せられて…?これはそういうあれではない…と言い聞かせてて若干入り込めなかったんだけど、二回目は距離感バグってるのわかってたのでちゃんと入り込めて号泣した。

あと席はある程度遠い方が入り込めるのかも。近すぎると顔が良いな…とか、表情に気を取られる気がする。表情は見えた方がいいけれど、近すぎると処理落ちするみたい。リトルバスケは近い方が入り込めたから、遠近より二回目とかストーリーわかってたからなのかもしれないけれど。どっちもかもしれない。

 

劉表の城に向かう孫策、虚ろな目をしていたように見えて、なんかもう、本当に正気を失っていたし、目にハイライトがない演技がうますぎる、梅津さん……俯いてたし見下ろす形だったからそう見えただけかもしれないけど……

父上に抱き締められて嬉しそうなのと、覚悟を決めたとかでもなくただなんか幽鬼のように舟を漕ぐ姿の落差がすごくてしんどかった。

 

最後の雪のシーン、小さい頃二人で遊んだ日もあんな感じだったんだろうな……と思えてボロボロに泣いた。真っ白い雪に鮮血が散るのしんどすぎた。

あとやっぱ狂気のときと正気のときとでちゃんと声色違うとこほんと好き。周瑜が怖いんだ、って言ってからだんだん声が正気に戻っていく気がしたんだよね気のせいかもしれないけど…

 

一部孫権の初陣、躊躇うように振り上げた剣を止めるの大好きなんだけど、その後うずくまった拍子に落ちてきて被っちゃったフードを太史慈が下ろしてあげるの、めちゃくちゃお兄ちゃんで大好きだった…………なんで太史慈は自分のこと嫌いなんだ?て言われたときは邪険にしてたのに、稽古つけて、自分のそばを離れるなって言って、最後一人ずつはけるときには孫権に一緒に行こ!て言われてちょっと微笑んで、太史慈最終的に孫権可愛がってるの見えてよかった、め~~~~ちゃ好きだった……孫策のことは兄上!だけど、太史慈のことはお兄ちゃん!な感じに懐いてて可愛いよ孫権太史慈との関係性がほぼない状態で「なんで自分のこと嫌いなの?」と見抜く孫権は人の心の機微に敏いのだろう。その優しさ思慮深さで、部下を束ね、部下に愛され、国を作っていくのだろう、と思わせるところが好きだったなあ。

 

剣劇楽しくて、二回見てもまだもう一回見たい!もっと見たい!とはなったものの、後に残らないというかなんかスッキリ終われるので感想として書きたいことが意外とないことに気付いた。ヘキに刺さって情緒がめちゃくちゃになる話の方が長文感想が書きたくなるみたい。当日のうちに伏せに二部の話とか書いて満足しちゃったから終わる。