2023年11月10日初日 19時公演 最前列 真ん中
冒頭駆け足すぎてちょっと忙しない印象があったんだけど、タイトル出たくらいから気にならなくなったし、初日の緊張なのかなんとなく早口だった気がするのもあるのかもしれない。
東屋に向かう孝雄くんがずっと楽しそうで、くるむくんのピュアさが出てるな~と思った。
アニメの孝雄くんあんまり表情豊かだった記憶ないのと、小説読んだばかりだからかもだけど、孝雄くんってなんかもっとつまんなさそうな顔して拗ねてたり、無骨というか不器用なイメージだったから、舞台の孝雄くんとても素直そうで可愛かった。くるむくんが孝雄が可愛く見える、って言ってたのがわかったというか、そう見えているのが表れているような気がした。
個人的にはもう少し不幸面しててほしかったけどwカテコでアレックスさんがずっとビタースイートでって言ってて、そういうつもりで作ってきました!と言ってたので、なるほどスイート…になりました。
読んだ時期もあるけどアニメも小説ももっと痛いくらいしんどくてひりひりする話だった気がしてたので、舞台は明るく感じてびっくりしたな。
でも一昨日小説を読み返したら結構明るい結末でびっくりしたので、再会の希望があるところが舞台の明るさにも繋がっていたのかもしれない。
あとは相沢さんや伊藤先生が胸のうちで後悔してたことを誰かに話す形になってたのもなんとなくあたたかい感じになっている気がした。ビタースイート。
アニメの「あの場所で私、あなたに救われてた!」と最後に東屋に靴置いていくところが一番印象的で好きだったので、ラストがアニメと同じだったの嬉しかった。
途中で細い幕が降りてくるとき、木に引っ掛かっちゃって無理矢理引っ張ってて裂けたような音してたな。ビニールが客席上はためいたのも面白かった。
クライマックスの冷たい雨の中、二人が黙って震えていたのが好きな演出だった。多分あれはただの雨の表現ではなくて、二人が生きる世界のつらさや痛みでもあったんだろうな。
なんかもっと言いたいことはあったような気がするんだけど、最前列ドセンで見たくるむくんが可愛くてかっこよくて記憶がありません。最前列ドセンで角度的にも最後抱き合うところ顔も見えてたのに本当に泣いてるかどうかは見えてないんだよな。陰なのもあって…
近すぎて全体やオーバーヘッドプロジェクターがほぼ見えてないのが残念。千秋楽最後列っぽいのでそっちに期待。