徒然。

備忘録

ハピ婚3回目覚書

2月25日昼公演

通路後ろ下手

 

いい加減しつこい気がするんですけど毎回発見があるというか泣きすぎて気付いてなかったことに気付いたので…

 

前が通路推しが近い、無理。べしょべしょに泣いて化粧溶けた顔を推しの視界に入れるの万死過ぎるし体調悪くて泣くどころじゃないと思ってたのに普通に未知さんいないんですよ、辺りで耐えられなかった泣いた。

 

 

春彦

椅子に座る前、ちょっと席を見つめてるの、あれ写真を見てたんだな…

座って天を見上げていた気がしてたのだけど、あれは多分宙を見る、のあれをやっていたんだろうな、というのはわかってたんだけど、でもなんか、未知さんを思っているように見えてしまって早々にああ……となってしまった。

 

練馬さん

今日は無理だよぉ~!の前に「結婚には三つの袋が大切で…まずはお袋…」の定番のアレ入った。

手締めるのが揃ってあわあわするオジサンキョドっててかわいい、全然普通にオジサンなのに悔しい…と思ったけどよく見たら推しの顔だった…みたいな訳のわからん気持ち

「こんな状況」って衆目に晒されることが無理なのかと思ってたけど、そうじゃなくて、新婦のいない結婚式、の方だね…

酒飲むとこ、一回蓋そのまま飲んだ気がする

良いとこでハチマキ緩んで首に落ちちゃって笑った

どこかのタイミングで「プチョヘンザ」言ってて笑った急にどうした

最初見たときは長いな~と思ったんだけど、でもその長ったらしさが逆にリアルだったんですよね、マジで友人の結婚式で話の長い上司のおっさんいたのを思い出した。

多分複数見てる人多いんだろうな、客席がやっぱり初日より暖かかったので初回より短く感じた。

 

ロバート田中

後輩が「体は動いてないのに飲み物が小刻みに動いてて感情を抑えているのを感じた」と言っていたので見てたんだけど本当に手が落ち着かない様子で演技が…細かい…!!

喋ってる人の顔を見がちで、大きく動いてないと余計に全体見るの苦手なので気付かなかった。

「乾杯の音頭を取らさせていただきます」っていうの、「取らせていただく」ではなく「取“さ”せていただく」なのがコンサルらしくて鼻について良いんですよねえ…

私の中の推し先生が「させていただくってなんだよ、頼んでねーよ!」とキレますが(昨今のさせていただく濫用に辟易している、あれは敬語じゃないと)あの界隈の人間、というキャラ造形においては完璧なんだよな…

実際あそこまでカタカナ語多用して高いところから見下ろすような人間は鼻につきすぎてむしろいないだろ、みたいな気もするんだけど、でも舞台で見ると「いる~!」となる。実在はともかく、キャラを立たせるのが本当に上手い…

 

重石くん

あんだけ歌えるなら君ボーカルでも良かったのでは??と思ったんだけどあれかな、違う楽器をやりたいとかなのかな~音楽のことはよくわからないけど、とりあえず音楽性の違いでは解散しないんだろうなと思った。

偉い人が騙されてくれて、CDデビューして、ツアーさせてくれるかも…のこの、実力がないのはわかってるけどでも、みたいないじらしさがなあ…

ちゃんと努力はしてるじゃん春彦も、大学時代に500曲とか…そういう「普通」、努力では「特別」な才能に勝てない、という感じの「普通」がしんどいな…

というかデスボして普通に歌に戻れるの喉強すぎん???と思ったんだけど、もしかして録音だったりする???生歌なら芝居してミュージカルしてデスボしてまたミュージカルして芝居して、って喉強すぎるよ……

 

おじさん

何回見ても怒りの演技がやばすぎてそこからなんにも考えられなくなってしまう…

それまでは初回以降、今日こうだな~とか、ここのこの演技!ちゃんと伏線!とかギミックを楽しむ余裕がある(?)んだけど、あの怒声に一気に持っていかれる気がする。

怒りを抑えて絞り出すように震えるのとか、未知さんの話をするときに優しくなるのとか、ちゃんと人を思う気持ちが乗ってて心臓ぎゅってなる。(先程芸術分野にいる人が恋愛しないと表現の幅が~と言われる、みたいな話https://president.jp/articles/-/66593?page=3を読んでしまったので、推ししてるイメージはないがちゃんと乗っとるよな、と思って)

 

 

春彦独白のときシャッター音がした

ずっとアキくんいつ撮ったんだろと思ってた(いつもなにも泣いてるからまあそこなのはわかってたんですけど)ら、ちゃんと撮ってる音ある!!!めちゃカシャカシャいってたの今日まで気付かなかったってマジ???

いつもおじさんが打ち合わせの話をした辺りからずっと泣いてたので本当に今日まで気付かなかった、今日ちょっと頭痛くて全然泣けなくて気づいた、自分のコンディションによって見方変わることあるとは思ってたけどこんな発見があるとは…

「弟のアキです」って言われたときに音が止むのしんどいね…

普通だった兄が急に家を出るって言ったことも、それから会ってなかったことも、結婚式呼ばれないと思ってたことも、嫌われてるのかな、と思わなかったはずがないと思わせて…

それでも呼んでもらって、(未知さんからだけど)カメラマン頼まれて、きっと嬉しかっただろうな…

なんとなく避けられてるとは思ってただろうけど、家族みんな会ってなければ自分のせいとまでは思ってなかったかも知れなくて、急に苦しめてたと知ったらショックもあるだろうに、終わってからお兄ちゃん二次会に誘って…健気…

というか、男兄弟だからなのかもしれないけど、上の子ってそれまで一人占めしてた親の愛情も、なんなら祖父母親戚のそれも、下の子ができた途端に持ってかれるうえ、急に「兄」の役割まで背負わされて、今まで許されてたことが許されなくなったり、我慢させられたり、悪くないことで怒られたり、みたいな理不尽を受けがちだったりするのに、それでも「特別」扱いされてる弟に劣等感抱きつつも、「普通」に「優しい」お兄ちゃんだったの、親御さんの育て方が良いのか、本人の性質か…まあどっちもなのかな…追い詰められたときに嘘をつかなかった、二人で信じたい、と未知さんも言ってたし…

所沢の一軒家で普通に不自由のない生活してそうな…

 

独白までは春彦は口を開くことはなくて、私達が初めて春彦の声を聞くのは、全てを暴露されて、頭の整理もついていないままの春彦で、多分それは未知さんがみんなに知ってもらいたかった、「普通」の春彦なんだな。

未知さんは春彦が諦めていると感じたと言っていたけど、もしかしたら、このままだといつかしんどくなって本当に死んでしまうかも、と思ったのかな…「死にづらくするために」が刺さる…まあ大切なものがあれば死にづらいけど、耐えられなくなったら人は死んでしまうので…未知さんに救われた、と思うのはそういうところなんですかね…

お葬式じゃなくて披露宴なのに、みたいな台詞あったけど、でも、実態はこれは未知さんと「普通じゃない」春彦の告別式でもあったよね。奇人変人アーティストの春彦が死んで、「普通」の、未知さんが知る、いつも通りの春彦を知ってもらう式になってしまった、普通に生きていくはずだったのにね。

ドキドキじゃなくて、ワクワク?と踏み出せて良かった、未知さんの願いが届いていたことはせめてもの救いだな、と思う。

たまたま生きているだけの私達が、死を忌まわしいものにしてはいけない、というアンナチュラルの言葉をずっと思い出していた。

いつまでも未知さんの記憶は優しい記憶になったんじゃないかな。悲しいだけの記憶じゃなくなっていると良いな。

 

 

ところで「普通」って難しい言葉だと思っていて、字義通りのこともあれば、人を批難するときにふんわり自分の罪を逃れるように「普通そういうことしないよ」とかの「らしく」道徳の押し付けに使われたり、出てくると警戒するワードなんですけど、今回は「普通」という題の作品が二つも出てきたところでそれがテーマか、とはなって…

「普通」に生きるくらいなら死にたい、とか、反面「普通」に生きたいですね、とか随所で使われてはいたけど、そのどれも意味が違うんですよね。

音楽の「普通」は、普通(この場合は「特別」じゃない、の意)の人たちのバンドが、「特別」になるためにあえてつけたのだろうな。

絵の「普通」は餞別ということもあるし、お兄さんを見てのイメージなのかな、と思うけど、似顔絵とかではなくて抽象画で出される辺りが、まあ「普通」ではないということなんだろうな。(関係ないけどあれ、ずっとOLDCODEXのよーくさんの絵を思い出してる。)

「普通」に、生きたいですね。は素直に、ただの春彦と未知として、とか、二人で幸せに、とか、そういう、ありふれた日常、という感じがするし。

「普通」が=マジョリティになるとまあしんどいところも出てくれば、それが良いところもあるので難しいけど。

「普通」の人間の物語だったのが好きだったな。

意味にも悪い意味にもなる「普通」、面白い言葉だなあ。

らしく道徳の押し付けはしんどいから嫌だけど。

 

 

23日アフトの追記

結婚式したい?

→どっちでも…相手に任せる

スピーチ誰に頼む?

→マジで出てこない…………お仕事の顔もプライベートの顔も知ってる人じゃなきゃ、みたいなこと言ってた気がする。ずっと悩んでて、結局司会の方に末満さんとか鴻上さんとか?と言われ、渋い顔で鴻上さんはなぁ……と言っていた。

アフトめちゃくちゃ色々忘れてるな…