徒然。

備忘録

舞台ちょっと今から仕事やめてくる

4月28日(金)前方左手

 

走ってきた時のヤマモト、めちゃくちゃ深刻な、怖い顔してて、救いたいというよりはむしろ救われたい、という感じだった。あそこで、目の前で死なれたらもう自分の方が壊れてしまいそうなくらいで……助けるために腕を掴んでいるはずなのに、助けてほしくてすがっているように見えた。原作は青山の視点でしか描かれてないからそういう描写はないけど、結果的にヤマモトは青山に救われるから、あの表情がものすごく好きだった……推しの解釈なのか演出家さんなのかわからんけどあのシーン忘れられない……

 

その後のヤマモトはもうずっと、本当にずっと、あまりにも優しい慈愛に満ちた顔してて……救いたい、を隠して(いや隠してないからあれなんだろうけど)あんなにずっと優しい顔をしていたのかと思うとなんかもうすごいグッと来ちゃう……原作を読んだときに、居酒屋で昔話しようって言ったヤマモトが「はっとするほど優しい目をしていた」って書いてあって、それを推しで見るのが楽しみだったんだけど、終始優しい目をしてて……本当に本当に大事そうな目をしてて、ヤマモトは青山にずっと半身を見ていたのかもしれないなと思った。小説では思わなかったので推しの演技による効果ですし推しみぞ知るところだけど……

青山に死のうとしてただろう、と言うところがずっと哀しそうな笑顔で息ができなかった、あんなときでもずっと優しい声なの本当に……ヤマモト……

 

屋上でもずっと優しく語りかけて、刺激しないようにゆっくり近づいてて、息が詰まりそうなくらい優しくて……少しでも感情的になったら、驚かせたら、バランスを崩したら落ちてしまうかもしれない。自分だって怖いだろうに、涙声なのに、ずっと優しく語りかけるのしんどかった……トラウマになるどころじゃないだろうなあ……飲むようになって、明るく元気になっていたのに、連絡つかなくなって心配だったろうな……気づいてくれて良かった……無事に連れ戻せて座らせて、素早く扉鍵まで閉めるの危機管理ができていて流石ですね先生……

二人で階段降りるときヤマモトがちょっと目尻拭っててて……本当に良かった……

 

多分カフェで青山に幽霊は~て言われた後?の「おかわりほしい」はアドリブだろうなかわいかったな。

ヤマモトはちょいちょいウメツじゃんwとなった。

 

青山が病院来たときのヤマモト、それこそ幽霊でも見たかのような驚き通り越して怯えとでもいうような顔してて、本当に二度と会うつもりはなかったんだろうなあ、どこかで幸せに、とまでは言わないけど、もう死のうとなんかしないで、生きてさえいてくれれば良かったんだろうなあ……なんて身勝手な男なんだヤマモト!?青山に怒られるのも当然だなヤマモト!!見つけてもらえて良かったなヤマモト!!いやマジでヤマモトが救われて良かったよ……ありがとう青山……

片割れを亡くして無力感できっとぐちゃぐちゃになりながらも遺された痛みを知ってしまったから生きるしかなかったんだろうな、でもやっぱりずっとしんどかったんだろうな、もしかしたら、きっと、ヤマモトにとっても青山といる時間が一番楽しかったんじゃないかな……

いやなんで手離したの!?友達のままでいたかったから離れるってなに!?臆病可愛いか???好きだが???青山ほんと見つけ出してくれてありがとうな!!!

 

 

観劇後に配布された元気が出るメッセージカードが推しので、もう何度も何度も私にできることなんかなかった、となにかできていれば、を繰り返して、ヤマモトを見ながらまた思い出していたので、見終わったあとにもらう言葉としてあまりにも優しくて泣きたくなった。泣けるとこじゃなかったから我慢したけど泣いてたら多分今日一番涙出てたし止まらなくなってたな…あんまりも毎回的確に刺されるので怖すぎる…推しに救われたくね~~と思ってたのに不意に救われてしまったのでだめでした。

 

 

それはそれとして、飛び降りシーンまで見られると思ってなかったんですけど……見たときはちょっと流石に息が止まったけども、でも、どういってもあれなんですけど……ヘキでした……

片割れ亡くしたキャラ大好きすぎるので推しで見るのめちゃくちゃ楽しみにしてたけど、最高でしたね本当に……優しい目も、悲しそうな笑顔も傷付いた顔も、見たかったヤマモトが、というか見たかった以上のヤマモトがいた……推しが出なければ見てなかったし読んでなかったけど、推しがやってくれたのがめちゃくちゃ最高なキャラだったなあ……ヘキ……

 

ヤマモトの方がヘキで感情移入しやすかった身としてはどうしても外側からお芝居を見ている感覚が抜けなかったけど、おかげでパワハラもしんどくならずに見られたな。原作が青山の一人称視点だし、説明台詞もあってストーリーテラーっぽかったからより感情移入しづらかった気もする。

ヤマモトを見てる方がしんどかったな、半身を亡くしてるのを知っているから…しかも自ら…ずっと優しい顔をしているからこちらが落ち着かなかった…どんな気持ちであんなに優しい顔をしていたんだ…思い返してもしんどい…ヤマモト…めちゃくちゃ良かったなヤマモト…

 

演出面白かった、あんまり見たことがないタイプというか初めて見るタイプだった。アフトで町田さんがご一緒したいパフォーマーさんに声をかけた、初舞台が日本武道館でダンス、みたいなことを仰っていたからから気になって調べたらジャニーズJr.の方なんですね。ダンスも歌もお好きなわけだ~

焦っているような急かすような責めるようなタップがすごい臨場感あって面白かったし、青山の心情に合ってて緊張感とある種の昂揚感もあって、不穏なのにタップだからちょっと楽しめる、みたいな塩梅でしんどくなりすぎなかったのはこの辺もあるのかな?と思った。

バイオリンもピアノも歌声も素敵だった~音楽わからないので生演奏豪華~!しか覚えてないですけど…ミュージカルともまた違った感じで面白かった!しんどいところはしんどいし、でも場面転換とかで楽しませていただいて、本当に面白い演出だった。

 

 

アフトの推しメモ

登場時、腕さすって口だけてさむ…って言ってた気がする

人生で思いきった決断は?の質問に、オーナーがヤバいやつだったバイト先にマンションの踊り場でお腹痛い演技して休んでそのまま辞めた話をする推し。それ本当に人生1か!?面白いと思って言ってるだろ!?ってしゅんりーさんに突っ込まれてた。

途中また右だけ腕捲ってたからしゅんりーさんに殴り込み行くの?て言われていた。

制服返しに何食わぬ顔で行ってバックヤードに置いて帰った、というのが妙にドライなバイトって感じでリアルで笑った(推しの話は話半分で聞いてるので若干信じてなかった)

橋本さんの部屋にあるものマットレスと服以外全部捨てた!って話に膝抱えて顔埋めて笑ってたし、刑務所じゃんって言ってた推し。

 

初仕事のギャラとか思い出は?で西船のコンビニ(セブン)でやっす!と思ったのは覚えてる、て言った後にこの舞台いくらなんだろうな~とか言ってた。最近お金の話多いね。

あまりにも世知辛い話をするからしゅんりーさんに夢がない!って言われてたけど推しに夢見てないし現実的で良いよ、あんま言われるとお金落とさなきゃ…とこれ以上は無理だが??がいっぺんに来て首が絞まるので勘弁してほしいけど。